いちプロダクトの作り手として肝を銘じておきたいことがある
空想でプロダクトをつくるな
ということだ。
触っている中で「あ〜〜〜、これあったら良さそう」というアイデアが次々と出てくることがないだろうか。解決策が先に来てしまうと、都合良いようにデータをこじつけ・解釈してしまう人間の性がついつい出てしまう。こうなったら危険信号だ。
提供者論理や作り手目線になってしまい、こねくり回し、誰の価値にもならない機能が出来上がってしまう。こうなってくると提供する価値もブレはじめファットなプロダクトになっていく。1人の熱狂を生むためには、ユーザーに真摯に向き合い、ブレない価値を研ぎ澄まし磨いていくことが必要だ。
新しいことを試すのはもちろんいいことだが、一歩立ち止まり「誰が喜ぶのか?」と自分に問い直す勇気を持ちたい。解決策やアイデアから始めるのではなく、「ユーザーの課題」から始めるということ。過去のリリースからの反省の学びでもある。
社内では「ユーザー語で話そう」というバリューがあるが、「〜さんだったら、絶対使い込んでくれそう」などと主語をユーザーに置き換え憑依して会話することが少しずつ増えており、自然と意識できるような土壌が整っている。
そのためには、チームや自分の中で憑依できるサンプリング先を共通言語としてたくさん持っておく必要がある。憑依するためには、決してサービスの使い方や感想といったレイヤーではなく、「普段どのようなことを考え、何に時間を使い、悩んでいるのか」など根本となるその人の素性を知ることが求められる。
当たり前のようにサービスの使い手となるユーザーと接点を持ち続け、息を吸うように憑依できるようにする。そうなった時に改めてプロダクトを前にしてみると、目指すべき方向性が自然とありありと見えてくるのであろう。その日を目指し、僕は愚直にユーザーに向き合い続けようと思う。
2022/9/30
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